抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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機構部品の摩擦・摩耗に対する低減方法として,固体潤滑剤との複合材料化が有効と考えられ種々の組合せが開発されてきた。本研究においては,高い潤滑性を有するMoS
2との複合化を検討し,MoS
2の低い耐熱性(耐酸化性)を考慮した低温プロセスの適用を図った。このプロセスは常温圧縮剪断法(COSMET-RT)と名付けたもので,固体粒子に圧縮せん断力を加え,その流動によって粒子間の拡散接合を促進させるものである。実験ではCuとMoS
2の粉末を用い,常温での種々の圧縮応力の下で処理を行なった。得たサンプルについて,金属組織観察,硬度測定および摩擦係数測定を実施した。この結果,COSMET-RTプロセスは新たな複合材料製造法として有用であることを示した。