抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カラマツ天然更新林分の材質評価の基礎データを取得するため,浅間山国有林のカラマツ天然更新林分と同齢人工林から立木各40本分の円盤試料を採取し,その年輪幅を測定した。中心から15年輪分を未成熟材,その外側を成熟材として,平均年輪幅,面積割合,体積割合を比較した結果,天然更新と人工林の間に差は認められなかった。この原因は,天然更新林分においても,下刈り,除伐等の施業がある程度行われ,11年生時で6,400本/haの立木密度となっていたことから,年輪幅に影響を及ぼすほどの密度ではなかったと推察された。(著者抄録)