抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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蔵王火山は東北地方の代表的な成層火山の1つで,約100万年前から活動を開始し,現在まで活動を維持している。2013年からの火山性微動や山頂部のわずかな隆起など,活発になっている火山活動の監視の観点からも,現状をモニタリングできる湖水,湧水などの希ガスデータが必要である。今回,蔵王周辺の湖水・温泉水について,希ガスの同位体比と元素存在度を測定し,He-Ne同位体比を用いて,温泉水などへのマグマからの寄与の判定を行った。測定の結果,He-Ne同位体比に関しては,同位体比は大気に近い値が得られたが,混合曲線を描いて検討した結果,大気中の希ガス同位体比に比較して,わずかにマントル起源のガスの混入が示唆された。(著者抄録)