特許
J-GLOBAL ID:201803021371380470

ポリマーの製造方法、及びその製造方法によって得られるポリマー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 近藤 利英子 ,  菅野 重慶 ,  竹山 圭太 ,  岡田 薫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-082837
公開番号(公開出願番号):特開2018-178028
出願日: 2017年04月19日
公開日(公表日): 2018年11月15日
要約:
【課題】所望する複数種の(メタ)アクリル酸系ポリマー鎖がグラフトしたポリマーを、比較的容易に、工業的、産業的に製造することができる技術の提供。【解決手段】モノマーの重合開始基として機能する特定の有機基を有する有機化合物と、モノマーと、ヨウ素イオン含有化合物とを、混合及び加温して、前記有機基から停止反応を伴うラジカル重合が開始する重合手法を利用し、第1の工程で、前記有機化合物の1分子内に2個以上存在する有機基の一部から第1のモノマーの重合を開始して、1種目のポリマー鎖がグラフトしたポリマーを得、この構造の一部に前記有機基が残存するポリマーを第2の工程で用いる有機化合物として用い、この有機基から第2のモノマーの重合を開始し、この操作を順次行うことで、2種以上の(メタ)アクリル酸系ポリマー鎖がグラフトしているポリマーを製造する方法及び、該方法によって得られたポリマー。【選択図】なし
請求項(抜粋):
(1)不飽和結合を有するラジカル重合性モノマーとして、(メタ)アクリル酸系モノマーと、(2)前記(1)のモノマーの重合開始基として機能する下記一般式1で表される構造の基が、1分子内に少なくとも1個導入されている有機化合物と、(3)ヨウ化物塩又はトリヨージド塩であるヨウ素イオン含有化合物とを、混合及び加温することで、前記構造の基(重合開始基)から停止反応を伴うラジカル重合が始まる重合工程を有するポリマーを得る重合手法を利用して、2種以上の(メタ)アクリル酸系(コ)ポリマー鎖がグラフトしている(コ)ポリマーを製造するポリマーの製造方法であって、 前記重合工程を2回以上実施し、 第1段目の工程は、前記(2)の有機化合物として、1分子内に2個以上の重合開始基が導入されている有機化合物を使用し、前記(3)のヨウ素イオン含有化合物を(2)の有機化合物に導入されている重合開始基の数未満となる量で使用することで、前記2個以上の重合開始基の一部から開始する、前記(1)のモノマーの重合を行って、1種目の(メタ)アクリル酸系(コ)ポリマー鎖がグラフトしたポリマーを得、得られたポリマーを精製するか或いは精製しない工程であり、 第2段目の工程は、前記(2)の有機化合物として、前記第1段目の工程で得られた1種目の(メタ)アクリル酸系(コ)ポリマー鎖がグラフトしたポリマーを使用し、前記第1段目の工程で使用されなかった残余の重合開始基に対し、前記(3)のヨウ素イオン含有化合物を前記残余の重合開始基の数或いは数未満となる量で使用することで、前記残余の重合開始基の一部又は全部から開始する、前記第1段目の工程で使用した(1)のモノマーとは異なる(1)のモノマーの重合を行って、2種目の(メタ)アクリル酸系(コ)ポリマー鎖がグラフトしたポリマーを得、得られたポリマーを精製するか或いは精製しない工程であることを特徴とするポリマーの製造方法。
IPC (2件):
C08F 265/06 ,  C08F 4/28
FI (2件):
C08F265/06 ,  C08F4/28
Fターム (19件):
4J015CA04 ,  4J015CA14 ,  4J026AA45 ,  4J026AA47 ,  4J026AA55 ,  4J026AC25 ,  4J026BA27 ,  4J026BB03 ,  4J026CA06 ,  4J026DA02 ,  4J026DA12 ,  4J026DB02 ,  4J026DB16 ,  4J026DB25 ,  4J026DB32 ,  4J026EA04 ,  4J026FA03 ,  4J026GA01 ,  4J026GA02
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

前のページに戻る