抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,携帯電話システムの小セル化に伴い,基地局フィルタの小型,低コスト,高性能化が要求されている。小型化の手法の1つとして共振器のマルチモード化が挙げられる。先行研究では,円筒形の4重モード共振器を用いた4段フィルタが開発されていたが,これをさらに多段化するため,角柱型の4重モード共振器を検討した。2つの角柱型4重モード共振器間に設けた金属板上のアイリスにより,チェビシェフ特性などの飛び越し結合のない8段フィルタ特性の実現可能性を示されていたが,本報告では,飛び越し結合を伴う8段楕円関数型フィルタの結合について検討を行う。その場合,複数のアイリスが1枚の金属板上に形成されることになるが,複合形状のアイリスにおいても各モード間の結合が可能であることがシミュレーションと実験により示された。これにより,8段楕円関数特性が実現可能であることを示した。(著者抄録)