文献
J-GLOBAL ID:201902289929043974   整理番号:19A0393888

残留性有機汚染物質(POPs)対策の方向性 アーカイブ試料を活用したPOPs汚染の時系列評価と今後の課題

著者 (2件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 423-432  発行年: 2018年11月30日 
JST資料番号: L1595A  ISSN: 1883-5864  CODEN: HSJGBV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2004年5月に残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)が発効し,POPs廃絶に向けた国際社会の取り組みが開始されたが,依然として野生高等動物等における高濃度蓄積や生態リスクが指摘されている。筆者らの研究グループは,沿岸の底質柱状(コア)試料や愛媛大学の生物環境試料バンク(es-BANK)に冷凍保存されていた海棲哺乳類の脂皮試料を活用し,POPs汚染の時系列変化を解析してきた。その結果,条約発効時に登録されたPCBsやDDTs等のPOPsに関しては1970年代以降おおむねその汚染は低減傾向にあるが,近年POPs条約に追加登録された“新規POPs”は,臭素系難燃剤の成分(PBDEs・HBCDs)について汚染レベルの上昇が認められた。また,外洋性鯨種のPOPs蓄積濃度は2000年以降も定常もしくは増加を示しており,汚染の長期化が懸念された。途上国等も含む国際的なPOPs監視ネットワークを構築し,長期的かつグローカルな視点から規制効果の検証を進めることが今後の課題である。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海洋汚濁  ,  その他の汚染原因物質  ,  動植物被害 
引用文献 (31件):
もっと見る

前のページに戻る