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J-GLOBAL ID：202002242845249574   整理番号：20A2607065

梅調味廃液を地域の資源に転換するバイオガス発電事業の展開

DEVELOPMENT OF THE BIOGAS POWER GENERATION BUSINESS UTILIZING PLUM SEASONING WASTE WATER AS LOCAL RESOURCE

著者 (4件)： 宮本耕平 (宮惣ケミカル) ,  小串慎一 (中田食品) ,  篠崎徹 (住友重機械エンバイロメント) ,  鶴巻峰夫 (和歌山工高専)
資料名： 環境システム研究論文発表会講演集(CD-ROM)  (Proceedings of Annual Meeting of Environmental Systems Research)
巻： 48th  ページ： 37-42  発行年： 2020年10月17日 
JST資料番号： L4127B  ISSN： 2436-0031  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 和歌山県南西部では南高梅で知られる梅の栽培とその食品加工が盛んである.梅加工食品の多くは塩抜きと味付けを行った調味梅干し製品であり,その製造過程で発生する調味廃液はBOD100千mg/L以上,CODcr300千mg/L以上という高濃度であるため,処理が食品加工事業者にとって大きな負担となっていた.当該バイオガス発電事業では,嫌気的処理により回収したメタンガスを利用した発電によって廃液の処理費を画期的に低廉化でき,梅食品加工業者の負担軽減のみならず地域の水質改善,温室効果ガス(GHG)排出量削減等の環境保全効果や事業継続による地域経済効果が期待できる.(著者抄録)

シソーラス用語： 和歌山県 ,  *ウメ ,  *発電 ,  栽培 ,  *食品加工 ,  *廃水処理 ,  嫌気性処理 ,  回収 ,  メタンガス ,  改良 ,  減少 ,  環境保全 ,  地域経済 ,  連続性
準シソーラス用語： *バイオガス発電 ,  廃液処理 ,  水質改善 ,  温室効果ガス排出量削減 ,  事業継続

分類 (2件)： 廃水処理  (FJ02022Y) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (12件)：

• みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会:みなべ・田辺の梅システムとは, GIAHS UME SYSTEM HP, https://www.giahs-minabetanabe.jp/ume-system/(2020.8閲覧)
• 環境省:河川の水質ベスト5,ワースト5,水環境総合サイト・全国の水環境,https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizusite/Bunpu/all.asp(2020.8閲覧)
• 和歌山県工業技術センター:微生物によるウメ調味廃液の活用技術,和歌山県工業技術センター2018 テクノガイド, pp.10-11,2018.3
• 岩橋千愛,金山裕亮,東順一:梅酢の脱塩と梅塩の製造について-調味梅製造工程における調味料の脱塩による再利用を目指して-,日本海水学会誌,vol. 67 No.4 pp. 208-2011,2013
• 環境省:電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用)-平成30年度実績- R2.1.7 環境省・経済産業省公表,【一般送配電事業者】関西電力(株),温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度,https://ghgsanteikohyo.env.go.jp/files/calc/r02_coefficient.pdf(2020.8閲覧)

タイトルに関連する用語 (9件)： 梅 ,  調味 ,  廃液 ,  地域 ,  資源 ,  転換 ,  バイオガス発電 ,  事業 ,  展開