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J-GLOBAL ID:202002241439936332   整理番号:20A0697423

てんかん患者における認知機能障害の原因は,てんかん発作,および基礎となる基質的脳損傷,および既存の抗てんかん薬の多剤併用を含む。成人てんかん患者における従来の抗てんかん薬と併用したレベチラセタムの認知機能に対するアドオン効果を検討した。16人の被験者を,無作為にレベチラセタム併用療法群(試験群)と既存の抗てんかん薬単独群(対照群)に割り当てた。14人の被験者のうち,各群で6人および4人の患者が,研究プロトコルを完了した。認知機能は,無作為化以前と3~6か月後に,長谷川式簡易知能評価スケール改訂版(HDS-R),ミニメンタルステート検査(MMSE),言語流暢性課題(VF),およびTrail Making Test(TMT)を含むいくつかの認知機能検査を用いて評価した。結果は,試験群のみでVF試験で有意な改善を示し,EEG検査におけるてんかん発作とスパイクに変化はなかった。これらの結果に基づいて,レベチラセタムは認知機能に有害な影響を及ぼさないことを確認し,認知機能に対する治療効果の可能性が示唆された。さらに大規模な研究が必要であるが,著者らの知見は,認知障害の高いリスクを有する高齢てんかん患者におけるレベチラセタムの安全性とより高い忍容性を支持するものである。

Effect of levetiracetam on cognitive function in patients with epilepsy.
著者 (5件):
白河俊一
(川崎医大 病院 神経内科)
三原雅史
(川崎医大 病院 神経内科)
逸見祥司
(川崎医大 病院 神経内科)
村上龍文
(川崎医大 病院 神経内科)
砂田芳秀
(川崎医大 病院 神経内科)

資料名:
月刊脳神経内科  (Neurology)

巻: 92  号:ページ: 367-370  発行年: 2020年03月25日 
JST資料番号: Z0017B  ISSN: 2434-3285  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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