抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1992年9月に発生した集集地震は,台湾中西部を南北に通るシャロンポ断層の再活動が原因であると特定されたが,以前に行われたトレンチ調査ではそれ以前の活動歴は確認されていない。そこで筆者らは地震博物館に展示されていたトレンチ壁と建設に当たってなされたボーリング資料を基にして,断層地形や古地震に関する検討を行った。その結果,集集地震によって形成された断層は,地表付近では約1.8mの幅で,4層を変位させていること,集集地震以前にも断層変位があったことなどが明らかとなった。さらにボーリング資料の対比から,変位は約30度の傾きをもった逆断層であったとみなされる。