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J-GLOBAL ID：200902226420930127   整理番号：09A0381615

台湾玉里断層における稠調水準測量調査

Precise Leveling Survey at the Yuli fault, Southeast Taiwan

著者 (6件)： 村瀬雅之 (日本大 文理) ,  松多信尚 (国立台湾大) ,  LIN Jui-Jen (中央研究院 地球科研(中華民国台湾)) ,  PU Hsin-Chieh (国立中央大(中華民国台湾)) ,  CHEN Wen-Shan (国立台湾大) ,  LIN Cheng-Hong (中央研究院 地球科研(中華民国台湾))
資料名： 日本大学文理学部自然科学研究所研究紀要  (Proceedings of the Institute of Natural Sciences, Nihon University)
号： 44  ページ： 159-166  発行年： 2009年03月23日 
JST資料番号： S0033A  ISSN： 0369-3562  CODEN： NDBSAL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 台湾東部に位置する花東縦谷断層帯は,フィリピン海プレートがユーラシアプレートに衝突する境界にあり,活発な地殻変動が進行している地域である。本研究では玉里断層においてプレートの衝突に伴う地殻変動を明らかにし,プレート間の滑り速度の深さ分布の推定を目的として,花東縦谷の玉里断層を横断する台湾玉里-長浜間の約28kmに122点の水準点を設置し,第一回目の測量を行なった。測量誤差を観測距離・観測比高・観測気温と比較した。その結果,観測距離に比例する測量誤差は,他の精密水準測量を用いた研究成果と比較して遜色ないものである。また標尺のスケールのずれに伴う系統的誤差についても誤差を示す有意な変化は見られなかった。これらのことから約30kmの水準点間の比高を1.5mm(1σ)程度の高精度で測定できたと考えられる。他の精密水準測量による地殻変動の議論を行なった成果と比較し,非常に良い成果といえる。

シソーラス用語： 活断層 ,  台湾 ,  *水準測量 ,  フィリピン海プレート ,  ユーラシアプレート ,  プレート境界 ,  *地殻変動 ,  滑り速度 ,  歪速度 ,  歪 ,  解除 ,  測地 ,  速度 ,  海成段丘 ,  温度勾配 ,  GPS ,  歪蓄積 ,  隆起速度 ,  *測量 ,  プレート
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  玉里断層 ,  *稠密水準測量 ,  変動速度 ,  断層クリープ ,  歪解消 ,  微小地震分布 ,  逆断層 ,  測地測量

分類 (2件)： 測地学  (DC02000X) ,  地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 台湾 ,  断層 ,  水準測量 ,  調査