文献

J-GLOBAL ID：200902234281146753   整理番号：08A0962887

銀電極表面の4,4′-ビピリジン吸着単分子層のプロトン連関酸化還元サイクルの触媒作用による水素発生反応

Hydrogen Evolution Reaction Catalyzed by Proton-Coupled Redox Cycle of 4,4′-Bipyridine Monolayer Adsorbed on Silver Electrodes

著者 (5件)： UCHIDA Taro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  MOGAMI Hirokazu (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  YAMAKATA Akira (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SASAKI Yoichi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  OSAWA Masatoshi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 130  号： 33  ページ： 10862-10863  発行年： 2008年08月20日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水の電解による水素ガス発生について,4,4′-ビピリジン(4bpy)で表面修飾した銀電極を電極触媒に用いる方法を検討した。表面増強赤外吸収分光測定,サイクリックボルタンメトリーなどによれば,中性ないしアルカリ性水溶液中での銀電極による水素ガス発生は,Langmuir吸着による4bpyで増強される(1電子還元過程)。この水素ガス発生反応は,銀電極表面に吸着された4bpyが1電子還元によりモノアニオンラジカル(4bpy^・-)に変化し(水分子からのプロトンが反応に関与),後者がプロトン付加したN-モノヒドロラジカル(4bpyH^・)が続く1電子還元でセミキノン型N,N-ジヒドロ化学種(4bpyH₂)に変化すると共に,H₂を放出する経路により進行する。銀電極表面への4bpyの吸着挙動と電極反応特性を明らかにし,水溶液の状態(酸性,中性,アルカリ性)と水素ガス発生反応特性との関係についても考察した。

シソーラス用語： *水素発生反応 ,  単分子層 ,  酸化還元反応 ,  *電極 ,  水電解 ,  表面改質 ,  電極触媒 ,  吸着平衡 ,  式 ,  電気化学反応 ,  Langmuir吸着等温式 ,  *銀電極 ,  電極反応
準シソーラス用語： 触媒作用 ,  表面修飾

分類 (1件)： 電気化学反応  (CB07050F)

物質索引 (1件)： 4,4′-ビピリジン

タイトルに関連する用語 (8件)： 銀電極 ,  ビピリジン ,  吸着 ,  単分子層 ,  プロトン ,  連関 ,  触媒作用 ,  水素発生反応