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J-GLOBAL ID：200902241108002831   整理番号：08A0745994

一次元(1D)二量化Mott絶縁体K-TCNQにおけるスピン荷電結合励起ポーラロン状態

Polaronic States with Spin-Charge-Coupled Excitation in a One-Dimensional Dimerized Mott Insulator K-TCNQ

著者 (4件)： MAESHIMA Nobuya (Tohoku Univ., Sendai) ,  MAESHIMA Nobuya (Inst. for Molecular Sci., Aichi) ,  YONEMITSU Kenji (Inst. for Molecular Sci., Aichi) ,  YONEMITSU Kenji (Graduate Univ. for Advanced Studies, Aichi)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 77  号： 7  ページ： 074713.1-074713.6  発行年： 2008年07月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二量化Mott絶縁体カリウムテトラシアノキノジメタン(K-TCNQ)の光生成ミッドギャップ状態について議論する。分子間および分子内振動の2つのタイプのフォノンモードを考慮に入れる。これらのフォノンモードを断熱的に扱い,密度行列繰り込み群(DMRG)を用いて理論モデルを分析する。この計算結果は,分子間格子ひずみがK-TCNQで光誘起ミッドギャップ吸収を再生するのに必要であることを示す。2つのタイプのミッドギャップ状態を見つける。1つは,局所化基本励起で特性が決まる通常のポーラロン状態である。もう片方は,2つのタイプの励起,ドープキャリア状態および3重項ダイマー状態の重ね合わせであり,K-TCNQに限らず,一般に,1D二量化Mott絶縁体で観測できる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *誘電体 ,  キノイド化合物 ,  ニトリル ,  脂環式化合物 ,  ジエン ,  有機カリウム化合物 ,  密度行列 ,  くりこみ群 ,  *ポーラロン ,  光学定数 ,  Hubbard模型 ,  電子-フォノン相互作用 ,  *励起状態
準シソーラス用語： Mott絶縁体 ,  光学伝導度

分類 (1件)： 金属-絶縁体転移  (BM02110T)

物質索引 (1件)： TCNQ

引用文献 (40件)：

• HEEGER, A. J. Rev. Mod. Phys. 1988, 60, 781
• OKAMOTO, H. Bull. Chem. Soc. Jpn. 1998, 71, 2023
• NASU, K. Rep. Prog. Phys. 2004, 67, 1607
• YONEMITSU, K. J. Phys. Soc. Jpn. 2006, 75, 011008
• YU, G. Phys. Rev. Lett. 1991, 67, 2581

タイトルに関連する用語 (7件)： 1D ,  二量化 ,  Mott絶縁体 ,  スピン ,  荷電 ,  励起 ,  ポーラロン