抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近,プロセッサのクロック向上が頭打ちとなり,半導体メーカ各社は,複数のコアすなわちマルチコアによる並列動作へと変化している。そこで注目されたのが,Erlangである。この言語は,動的型付けの関数型言語で,ソースコードをコンパイルし,BEAMと呼ばれるErlang VM上でオブジェクトコードを実行する。Linux,Mac OS Xを含むUNIX系OS,Windowsなど多くのOSで動作する。Erlangが採用しているプログラミングスタイルはアクターモデルと呼ばれ,多くのプロセスを生成し,メッセージ交換により協調動作させる。アクターモデルで記述されたプログラムをスケジューラにより実行することでマルチコアを有効に活用できる。そのため,コアが増えるにつれ,Erlangのプログラムが速くなる原理である。Erlangのその他の特徴について紹介し,最近の動向について述べた。