文献

J-GLOBAL ID：200902278731293090   整理番号：09A1030334

LD重畳ハイブリッド型Nd:YAGレーザシステムによるアルミニウム合金の高効率・高品質溶接

High Efficiency and High Quality Welding of Aluminum Alloy by Hybrid System Combined Nd:YAG Laser and Diode Laser

著者 (7件)： 酒川友一 (片岡製作所) ,  小市真樹 (片岡製作所) ,  加藤悦史 (片岡製作所) ,  中芝伸一 (片岡製作所) ,  原口心 (岡山大 工) ,  岡本康寛 (岡山大 工) ,  宇野義幸 (岡山大 工)
資料名： 精密工学会誌(CD-ROM)  (精密工学会誌論文集)
巻： 75  号： 10  ページ： 1222-1226  発行年： 2009年10月05日 
JST資料番号： F0268B  ISSN： 1348-8716  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,高効率で安定した溶接を行なうために,Nd:YAGレーザの励起光源に効率の高いパルス発振半導体レーザ(Laser Diode,LD)を使用し,アルミニウム合金に対する吸収率が高い波長808nmのLDをNd:YAGレーザ光に重畳させるハイブリッド型レーザシステムを開発し,良好な結果を得た。これにより得た主な知見を次に示した。1)アルミニウムへの吸収率が高い波長808nmの連続発振半導体レーザとパルス発振LD励起Nd:YAGレーザとを同時に照射するLD重畳ハイブリッド型Nd:YAGレーザシステムを開発したこと,2)本システムを用いて1パルス内の波形を変化させた結果,最大ピーク位置を前半に配置する方が良好なビードが得られること,3)重畳する連続発振半導体レーザの出力を増加させると,ビード幅や溶込み深さが大きくなること,4)本システムを用い,加工速度を20mm/sから35mm/sにしても,オーバラップを維持でき,アルミニウム電池缶への高効率・高品質溶接ができること。

シソーラス用語： *レーザ溶接 ,  *半導体レーザ ,  *Nd-YAGレーザ ,  パルスレーザ照射 ,  *アルミニウム合金 ,  *ハイブリッド方式 ,  効率化 ,  溶込 ,  溶接ビード ,  溶込深さ ,  加工精度 ,  *レーザ応用 ,  *利用 ,  改変
準シソーラス用語： 工作精度 ,  高効率 ,  高精度化 ,  オーバラップ

分類 (1件)： 特殊加工  (QC04000Y)

引用文献 (10件)：

• 1) 株式会社矢野経済研究所:産業用レーザ市場の現状と将来展望2008年度版, (2008) 9.
• 2) 高出力全固体レーザとその応用「フォトン計測・加工技術」研究開発プロジェクトの成果報告会,レーザー研究,23,7 (2002) 125.
• 3) 湯浅広士,秋山靖裕,高田弘之,西田直人:ロッド型高出力10kW全固体レーザー,レーザー研究 高出力全固体レーザーとその応用-「フォトン計測・加工技術」研究プロジェクトの開発成果-特集号,31, 8, (2003) 509.
• 4) 商標登録:商標登録第4609753号.
• 5) 丸善(株):理科年表2001年度版 (2001) 523.

タイトルに関連する用語 (9件)： LD ,  重畳 ,  ハイブリッド型 ,  Nd ,  YAGレーザ ,  アルミニウム合金 ,  高効率 ,  高品質 ,  溶接