抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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GaN系発光ダイオード(LD)の研究開発中に筆者らがエピタキシャル結晶において観察したさまざまな欠陥を透過型電子顕微鏡法により構造解析した結果を報告する。それらの欠陥は,エピタキシャル層/基板界面から発生する結晶欠陥である貫通転位,p型不純物ドーピング層における結晶欠陥であるピラミッド状欠陥,そしてGaN量子井戸層における結晶欠陥である。GaN系LDの信頼性向上のため貫通転位密度を低減する必要はあるものの,従来のLDに比べて,転位は素子寿命を決定する重要な要因ではないかとも考えられる。ピラミッド状欠陥は,Mg濃度が約4×10
19/cm
3程度から発生し,濃度が高くなるにつれて欠陥密度は増加するが,欠陥寸法は逆に小さくなった。GaInN多重量子井戸の成長においてIn組成を増加させるときに生じる結晶欠陥を記述した。