抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在,生産現場において,廃液処理の際,大きな環境負荷をもたらす加工液(切削液・研削液)の使用削減が渇望されている。本研究では円筒研削において従来の研削液を用いた湿式研削法の代替として,圧縮空気を用いたブロー研削法,少量の水を加工液として使用するミスト・ノーミスト研削法,従来加工より大幅に加工液供給量を減らした半水中研削法を提案し,冷却性・潤滑性といった加工性能を評価した。ブロー研削法は空気供給量90l/min程度では有効な潤滑性・冷却効果はなく,ミスト研削法は若干の冷却性とプランジ速度が小さい場合での潤滑性が確認された。一方,半水中研削法において少量の液供給を併用することにより湿式研削法に匹敵する潤滑性が得られた。さらに,冷却性においても給液量が2.04l/minで同等になると推計される。工作物への冷却性が大きく,発熱の多い加工に対して適用を期待できる。また,冷却性改良について言及した。(著者抄録)