抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は,生産農場で飼育されている繁殖雌豚の2層目までと3層目までの背脂肪厚を比較すること,ならびに繁殖雌豚の産歴による背脂肪厚の変化を観察し,授乳期間の背脂肪厚と繁殖成績との関連性を調べることであった。繁殖雌豚300頭一貫経営の一般農場を1年間に3回訪問し,雌豚の分娩前と離乳前における2層目までの背脂肪厚の測定記録を収集した。また,33頭の雌豚の2層までと3層までの背脂肪厚を測定した。2層と3層までの両測定値は高い正の相関(r=0.84)と,回帰分析での関連が認められた(P<0.05)。背脂肪2層目までの測定記録で,分娩前背脂肪厚は平均21.8±0.11mmで,離乳前背脂肪厚は19.8±0.13mmであった。妊娠期増加背脂肪厚は平均1.17±0.12mmで,授乳期減少背脂肪厚は2.05+0.11mmであった。1産から5産まで産歴が増えるにつれて,分娩前背脂肪厚は,23.4mmから19.9mmに減少した(P<0.05)。分娩前背脂肪厚は,授乳期減少背脂肪厚と正の相関があった(r=0.35,P<0.05)。授乳期減少背脂肪厚は妊娠期増加背脂肪厚と正の相関があった(r=0.41,P<0.05)。回帰分析において,補正21日齢一腹子豚体重は離乳前背脂肪厚と負の関連があり(P<0.05),授乳期減少背脂肪厚と正の関連があった(P<0.05)。本研究の結果は,農場での背脂肪厚を測定しその変動を観察することが,雌豚の飼養管理に有用であることを示唆していた。(著者抄録)