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J-GLOBAL ID:201002210625690738   整理番号:10A0484702

ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)樹木の樹幹CO2流出速度における垂直変動と季節的変動を組み込む全体の樹幹呼吸の推定

Estimation of whole-stem respiration, incorporating vertical and seasonal variations in stem CO2 efflux rate, of Chamaecyparis obtusa trees
著者 (6件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 115-122  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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日本中部におけるヒノキの50年生人工林における樹幹呼吸速度の垂直変動と季節的変動を調べ,全樹幹呼吸まで点測定樹幹CO2流出速度をスケールアップするための実用的,精密方法を議論した。5つの選んだ樹木に対して,胸高(1.3m)および胸高上,約2m間隔の5または6点で,1または2か月毎,連続2年間,樹幹CO2流出速度を測定した。特に成長期には,日総樹幹呼吸速度(表面積基準)は,樹冠下に比べて,樹幹内部ではより大きかった。呼吸速度の垂直プロフィルの組み込みにより,各試料樹木に対して,年間総樹幹呼吸(Ry)を推定した。通常法を用いて得た年間総樹幹呼吸の他の推定値(R′y)と推定値Ryを比較した。胸高における面積基準呼吸速度は,樹幹全体で一定と仮定した。2つの推定値比率R′y/Ryは,通常1より少なく,R′yの計算に用いた仮定は年間全樹幹呼吸を過小評価することを示した。R′y/Ryは,樹冠長/樹高比率(樹冠比率)と負の相関があることを見いだした。この結果は,ヒノキ人工林の年間総樹幹呼吸は,より高い呼吸活性をもつ樹冠内樹幹の相対比率により実質的に影響されることを示唆した。方法論的に,我々の結果は,通常法への樹冠比率の組み込みは年間総樹幹呼吸推定の精度を増進することを意味する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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森林生物学一般 
引用文献 (47件):
  • ADU-BREDU, S. Respiratory behaviour of young hinoki cypress (Chamaecyparis obtusa) trees under field conditions. Ann Bot. 1996, 77, 623-628
  • AMTHOR, JS. The role of maintenance respiration in plant growth. Plant Cell Environ. 1984, 7, 561-569
  • ARAKI, MG. Vertical variations of stem temperature and relationships between stem and air temperature in Chamaecyparis obtusa trees. Kyushu J For Res. 2006, 59, 85-86
  • BOSC, A. Variability of stem and branch maintenance respiration in a Pinus pinaster tree. Tree Physiol. 2003, 23, 227-236
  • BOWMAN, WP. Sap flow rates and sapwood density are critical factors in within-and between-tree variation in CO_2 efflux from stems of mature Dacrydium cupressinum trees. New Phytol. 2005, 167, 815-828
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