抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スペースシャトルコロンビア号は外部燃料タンクから剥離した耐熱タイルがシャトルの左翼に衝突したことで機体に損傷を与え,地球帰還時その損傷部(Crack)から高温ガスが進入し2003年の悲惨な事故をもたらしている。極超音速流中のCrack部に於ける熱の問題は,次世代宇宙往還機であるTSTO(Two-Stage-To-Orbit)を設計する場合でも安全確立上大変重要となる。TSTOを設計する場合,衝撃波・衝撃波干渉部と衝撃波・境界層干渉部における耐熱タイルによる熱防御が必須である。しかし耐熱タイルの剥離により形成されたCrack部(凹部)での衝撃波・境界層干渉の影響を調べた研究は少ない。本論文ではTSTOの親機側における衝撃波・境界層干渉部において,耐熱タイルの剥落部をCavity形状のCrackで模擬しCrackの空力加熱率への影響について調べている。まず実験における風洞の種類,実験項目の説明,実験に用いる模型の説明,空力加熱率計算法が述べられている。次に計算については計算格子と計算条件,計算方法に分けて述べられている。結果と考察ではまずCrackの影響として,Crackが存在しない場合,Crackが存在する場合に分けて述べられ,次にCrack深さの影響については,空力干渉流れ場への影響,温度分布と空力加熱率への影響,Crack深さの評価に分けて述べられている。