文献

J-GLOBAL ID：201002272392268386   整理番号：10A0930514

車載用通信プロトコル(スケーラブルCAN)開発

Development of Scalable CAN Protocol

著者 (8件)： 倉地亮 (名古屋大 大学院情報科学研究科 組込みシステム研究セ) ,  西村政信 (オートネットワーク技術研究所) ,  高田広章 (名古屋大 大学院情報科学研究科 組込みシステム研究セ) ,  手嶋茂晴 (名古屋大 大学院情報科学研究科 組込みシステム研究セ) ,  宮下之宏 (オートネットワーク技術研究所) ,  堀端啓史 (オートネットワーク技術研究所) ,  山本秀樹 (オートネットワーク技術研究所) ,  夏目晃宏 (オートネットワーク技術研究所)
資料名： SEIテクニカルレビュー  (住友電気)
号： 177  ページ： 30-35  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： F0314A  ISSN： 1343-4330  CODEN： SUDEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,自動車装備の電子化が進み,車載ネットワークを介して多くのECUがネットワーク化されている。車載用通信プロトコルとしてCAN(Controller Area Network)が用いられることが一般的であるが,今後の拡張を確保する必要に迫られている。本稿では,将来の高速化にも対応可能で,従来のCAN向けソフトウェアとの互換性も確保した新しいプロトコル(スケーラブルCAN)を紹介した。このプロトコルは,ACK(acknowledgement)スロットの替わりに新しいACK情報フィールドを持ち,10Mbpsの伝送速度と新しい衝突調停アルゴリズムが特徴で,与えられた時間周期内にメッセージを伝送することが保証できる。シミュレーションによりこれらの特徴を確認した。

シソーラス用語： *情報装置 ,  プロトコル ,  電装品 ,  *LAN【通信】 ,  計算機シミュレーション ,  国際規格 ,  互換性 ,  通信信号 ,  *通信プロトコル ,  *車載インフォテインメントシステム ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： ACK【信号】 ,  *CAN ,  *車載情報機器

分類 (2件)： 電装品  (QG03070C) ,  電話・データ通信・交換一般  (ND11010T)

引用文献 (10件)：

• LIN Consortium, http://www.lin-subbus.de/
• International Organization for Standardization, Road vehicles. Controller area network (CAN). Part1: Data link layer and physical signaling, ISO ISI 1898-1(2003)
• FlexRay Consortium, http://www.flexray.com/
• 鵜飼謙児、坂部俊樹、高田広章、倉地亮、酒井正彦、草刈圭一朗、西田直樹、「電子情報通信学会技術研究報告. SS」、ソフトウェアサイエンス 108(242)、61-66、20081009
• Huth, M. and Ryan, M: Logic in Computer Science: Modelling and Reasoning about Systems, Cambridge University Press, 2nd ed., 2004, Chapter 3, pp. 172-255.

タイトルに関連する用語 (4件)： 車載 ,  通信プロトコル ,  Can ,  開発