抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,センシングにより家庭環境を快適にするスマートホームシステムのホームサーバを利用して,地震災害時における被災状況の確認や被災者の救助支援に応用するシステムを提案する。本システムは,緊急地震速報を感知するとホームサーバが必要に応じて近隣のホームサーバと通信を開始し,アドホックネットワークを構築する。各ホームサーバ同士は通信により情報を共有し合うことで,地震発生後に在宅情報などから生き埋めなどの被災者を特定して,救助要請MAPを作成する。救助要請MAPは付近のホームサーバからモバイル端末により取得できるため,救助隊や地域の住民が利用することにより救助活動を効率的に行うことが可能となる。本提案を実現するためには,公園や工場などホームサーバが導入できない場所による通信の切断の問題を考慮しなければならない。そこで,そのような場所にホームサーバ同士の通信を補助するための中継機を設置することを提案する。性能評価として,無線LANの通信について実測実験を行い,それを基にシステムをモデル化してシミュレーション実験を行う。その結果,本提案を実現するために必要なスマートホームの普及率を示すことができ,中継機の設置によりシステムの有効性が格段に上昇することが分かった。(著者抄録)