抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在,Y系線材の長尺,量産化が進んできた。また,臨界電流などの向上が著しい。ここでは,こうした進展を含んだ機器に利用可能な線材の特性を用いて,500kW-5MW級のモータの設計,コイル作製,冷却について検討したので,その結果を報告する。従来のBi系線材と比べて,高温での磁場中臨界電流が1-2桁程度優れるため,40Kでの運転が可能であり,そのため効率も向上し,また,常電導機と比べて体格,重量も向上した。さらに,永久磁石式常電導機とその希土類元素(RE)使用量を比較すると,1/100程度大幅に使用量を減らすことができることも分かった。このため,Y系線材による超電導化で近年危惧されているRE問題にも効果が大きいことがわかった。以上,最新のY系線材の長尺特性を用いたモータの設計検討結果,今後の見通しについて述べる。(著者抄録)