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J-GLOBAL ID:201102245240853070   整理番号:11A1863180

カルパイン阻害剤によるヒトホルミルペプチド受容体の活性化:受容体とリガンドの結合シミュレーションのホモロジーモデリング

Stimulation of human formyl peptide receptors by calpain inhibitors: Homology modeling of receptors and ligand docking simulation
著者 (5件):
資料名:
巻: 516  号:ページ: 121-127  発行年: 2011年12月15日 
JST資料番号: B0023A  ISSN: 0003-9861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ペプチドアルデヒド(N-アセチル-Leu-Leu-Nle-CHOおよびN-アセチル-Leu-Leu-Met-CHO)とα-メルカプト-アクリル酸誘導体(PD150606およびPD151746)を含むカルパイン阻害剤はヒトホルミルペプチド受容体(hFPR)および/またはhFPR様1(hFPRL1)の活性化を介して食細胞機能を促進することが示されている。ここでは,筆者らは受容体とリガンドの結合シミュレーションのホモロジーモデリングを用いて,これらのカルパイン阻害剤がhFPRおよび/またはhFPRL1上のN-ホルミル-Met-Leu-Phe(fMLF)推定結合部位に結合できることを示す。hFPRまたはhFPRL1を安定して発現するHEK-293細胞を用いた研究によって,細胞質遊離Ca2+([Ca2+]i)の増大を誘導するのに必要なカルパイン阻害剤の濃度はfMLFおよびTrp-Lys-Tyr-Met-Val-D-Met(WKYMVm)のそれよりもかなり高い(>100倍)ことを示した。変異fMLF結合部位を持つhFPRまたはhFPRL1を発現するHEK-293細胞はカルパイン阻害剤に対する[Ca2+]i反応を示さなかった。それぞれの刺激薬の最適濃度を用いた場合,fMLFまたはWKYMVmで前処理した細胞はカルパイン阻害剤および同じ刺激によって誘導される[Ca2+]iの増大が消失したのに対して,カルパイン阻害剤を用いた前処理はfMLFまたはWKYMVmによって誘導される[Ca2+]i反応はかなり抑制されたが,消失することはなかった。これはfMLF推定結合部位への阻害剤の結合親和性はfMLFまたはWKYMVmのそれよりも低いことを示唆する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  分子・遺伝情報処理 

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