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J-GLOBAL ID:201202211024685487   整理番号:12A0802786

福島第一原発事故と六ケ所再処理問題-使用済核燃料のサイト内乾式貯蔵導入の視点から

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巻: 82  号:ページ: 0629-0634  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: F0094A  ISSN: 0022-7625  CODEN: KAGTA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原子力発電所事故により,将来の原子力政策は不透明な状況となっている。4号機の燃料プールに,原子炉ウェル側から水が流入していなかったら,3月16日前後には燃料が露出し,より深刻な環境汚染を引き起こしたと予想される。一方,サイト内には,乾式貯蔵のキャスク保管建屋が設置され,使用済核燃料が合計408体貯蔵されていた。津波の襲来により大量の瓦礫や海水が流入したものの,ボルトによって固定されたキャスクは移動しておらず,また自然冷却のために,冷却機能は損失していないと考えられ,外観からは健全性に関する問題点はないとされている。事故防止の観点からも乾式貯蔵の重要性は明らかであり,技術的に安全性が示されたといっても,政策として取り入れられるには壁がある。原子力委員会の小委員会も,中間貯蔵の有効性についても定量的な検証はなく,「再処理か直接処分か」という視点でしか議論が行われていない。サイト内の乾式貯蔵の導入が積極的に行われないのは,前提として存在していることが大きい。なぜなら乾式貯蔵の導入が進めば,再処理の必要性がなくなるからである。スウェーデンでは,使用済核燃料は,集中的な貯蔵プールに入れて長期保管している。日本では,使用済核燃料そのものがもつ潜在的な危険性を,政治・社会的な問題(再処理を前提とする政策に固執する)が,より複雑にしている。
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