抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う大津波,そして福島第一原子力発電所の事故という複合災害の経験は,「信頼性とは何か」を広い視野から根本的に見直す契機ともなった。ここでは,社会科学の視点から研究されてきた「高信頼性組織(HRO:High Reliability Organization)」の概念について展望する。高信頼性組織とは,文字どおり「高い信頼性を(継続的に)誇る組織」であり,「信頼性」を「組織」の観点から研究するものである。原子力発電所や空母など,高い信頼性を求められる組織を対象に始まった研究は,現在,重要インフラ事業を中心に一般企業のオペレーションにおいても注目されてきている。技術的・工学的な信頼性概念に加えて,社会・技術システム(Socio-Technical System)の視点から信頼性を維持・向上させる組織行動やプロセスの特徴,マネジメント,組織文化などを考える高信頼性組織の概念は信頼性研究にも貢献するであろう。本稿ではその歴史・現状・課題を紹介する。(著者抄録)