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J-GLOBAL ID：201202239204229228   整理番号：12A0658685

CFRP板が接着された鋼板に生じる熱応力の低減工法の開発

Development of Reduction Technique of Thermal Stress Induced in Steel Plate Bonded by CFRP Plates

著者 (5件)： 石川敏之 (京都大学 工学研究科都市社会工学専攻) ,  服部篤史 (京都大学 工学研究科都市社会工学専攻) ,  河野広隆 (京都大学 工学研究科都市社会工学専攻) ,  長尾隆史 (日本軽金属(株) グループ技術センター) ,  小林朗 (新日鉄マテリアルズ(株) 日鉄コンポジット社 社会資本材料事業部)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 67  号： 2  ページ： I.767-I.776 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋼部材の補修・補強するために,CFRP板が上下面に対称に接着された鋼板を対象に,温度変化により鋼板に生じる熱応力を低減させる方法を実験および数値解析により検討した。線膨張係数が鋼の約2倍のアルミニウム合金板(AL板)をCFRP板と共に鋼板に接着する方法を提案した。鋼板の上下面にCFRP板とAL板が接着された試験体に温度変化を与えて,歪を測定した。また数値解析では,2枚あるいは3枚のCFRP板とAL板が鋼板の上下面に接着された場合について,鋼板,CFRP板およびAL板に生じる熱応力を算出した。鋼板に生じる熱応力を0にするのに必要なAL板の伸び剛性を計算し,それを満足するように設計した試験体を加熱すると,CFRP板の接着中央で鋼板の熱応力は0になった。

シソーラス用語： 材料別板 ,  鋼板 ,  *補強材料 ,  接着 ,  *熱応力 ,  *応力緩和 ,  数値解析 ,  アルミニウム合金 ,  歪測定 ,  剛性 ,  繊維強化プラスチック ,  係数
準シソーラス用語： CFRP板 ,  伸び剛性 ,  線膨張係数

分類 (2件)： 金属材料  (RA06044P) ,  用途・機能・工法面から見た建設材料  (RA06050K)

引用文献 (14件)：

• Miller, T. C., Chajes, M. J., Mertz, D. R. and Hastings, J. N. : Strengthening of a steel bridge girder using CFRP plates, Journal of Bridge Engineering, ASCE, USA, Vol.6, pp.514-522, 2001.
• 板垣一也,渡邉憲市,鈴木博之:炭素繊維強化樹脂板 (カーボン板)による鋼橋補強の事例,第8回鋼構造の補修・補強技術報告論文集,pp.49-54,2002.
• 玉井宏章,高松隆夫,服部明生,灰谷徳治,櫻庭誠: 炭素繊維プレートによる化学プラント架構小ばり補剛の施工例,鋼構造年次論文報告集,第13巻,pp.545-552, 2005.
• Moy, S. S. J. and Bloodworth, A. G.: Strengthening a steel bridge with CFRP composites, Structures & Buildings, Vol.160, Issue SB2, pp.81-93, 2007.
• 石川敏之,大倉一郎,横田季彦,斉藤 誠:温度変化によってCFRP板接着鋼板に生じるはく離せん断応力, 応用力学論文集,Vol.10,pp.963-970,2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： CFRP板 ,  鋼板 ,  熱応力 ,  工法 ,  開発