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J-GLOBAL ID：201202239418669462   整理番号：12A0703387

超高Q値・極微小体積を持つシリコンフォトニック結晶微小共振器からのラマン散乱光スペクトル測定

Microscopic spectroscopy of Raman emission for high-Q silicon photonic crystal nanocavities

著者 (1件)： 高橋和 (大阪府大 21世紀科学研究機構)
資料名： 旭硝子財団助成成果報告書(Web)
巻： 2011  ページ： NO.47 (WEB ONLY)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0002A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2次元フォトニック結晶光ナノ共振器は,高Q値と微小体積を半導体内部で同時に実現できるという稀有な特徴を持つため,次世代光技術の進展において極めて重要な役割を果たすと期待されている。現在世界中でナノ共振器を用いた応用研究が進められているが,我々は,シリコンを用いて世界最高Q値を達成しており,この利点を生かして,省電力シリコンラマンレーザの開発を目指している。本研究では,その第一歩として,高Q値ナノ共振器からのラマン散乱スペクトル測定を,高感度・高空間分解能を有する顕微分光系を構築して行った。測定の結果,初めてナノ共振器からのラマン散乱光を確認することに成功し,さらにQ値100万以上のナノ共振器では,100nW以下の励起強度でラマン散乱ピークが観測できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *光共振器 ,  *Raman散乱 ,  ケイ素 ,  Q値 ,  フォトニック結晶 ,  光ナノ共振器

分類 (2件)： 共振器  (NC04050Y) ,  無機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08063C)

引用文献 (15件)：

• [1] 野田進,応用物理2月号,147(2005).
• [2] 野田進ほか,応用物理2月号,150(2008),
• [3] Y. Akahane, et. al., Nature 425, 944 (2003).
• [4] B. S. Song, et. al., Nature Mater. 4, 207 (2005).
• [5] Y. Takahashi, et. al., Opt. Express 17, 18093 (2009).

タイトルに関連する用語 (8件)： Q値 ,  微小 ,  体積 ,  シリコン ,  フォトニック結晶 ,  微小共振器 ,  ラマン散乱 ,  光スペクトル