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J-GLOBAL ID：201202245304695471   整理番号：12A0797274

マシニングセンタの円弧補間運動における二山象限突起の補正

Compensation of Quadrant Glitches with Two Peaks in Circular Motions of Machining Centers

著者 (5件)： 樋口拓郎 (東京農工大 院生物システム応用科学府) ,  国貞宏通 (東京農工大 院生物システム応用科学府) ,  国井嘉仁 (東京農工大 院工学府) ,  佐藤隆太 (神戸大) ,  堤正臣 (東京農工大 大学院工学究院)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 78  号： 788  ページ： 1211-1220 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ボールねじ駆動の送り駆動系で円運動を行うと,軸の運動方向反転時に生じる摩擦力変化によって運動軌跡に象限突起が発生する。本論文では,ボールねじの予圧方式によって摩擦特性が変化し,象限突起に2山の突起形状が生じることを明らかにした。そこで,新たに考案した摩擦モデルを基に,象限突起補償器を開発し,その効果を検証した。その結果,シミュレーションと実験装置で2山の象限突起を大幅に抑制できることを確認した。さらに,開発した補償器をマシニングセンタで実装し,送り速度を変えた場合や円運動の位置を変えた場合,テーブルに負荷質量を載せた場合でも補償器によって象限突起を高精度に補正できることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *マシニングセンタ ,  ボールねじ ,  送り装置 ,  運動 ,  NC工作機械 ,  精度 ,  制御系 ,  *円弧 ,  *突起部 ,  補正 ,  補償装置 ,  円運動 ,  *運動精度 ,  親ねじ

分類 (1件)： 切削一般  (QC02010V)

引用文献 (29件)：

• (1) JIS B 6190-4: 工作機械試験方法通則-第4部:数値制御による円運動試験, 日本規格協会, (2008).
• (2) 松原厚, 精密位置決め・送り系設計のための制御工学, 森北出版, (2008), pp. 188-191.
• (3) 岩崎誠, 柴田知宏, 松井信行, “外乱オブザーバによる非線形摩擦補償とテーブル駆動系への適用”, 電気学会論文集(D編), Vol.118, No.1, (1998),pp. 51-57.
• (4) 海野徹, 森本喜隆, 市田良夫, 佐藤隆之介, “工作機械の送りテーブルの実時間動特性計測とそれに基づく軌跡制御”, 精密工学会誌, Vol.74, No. 1, (2008), pp.72-76.
• (5) Mei, X., Tsutsumi, M., Tao, T., and Sun, Y, “Study on the Compensation of Error by Stick-slip for High-precision table”, <i>International Journal of Machine Tools & Manufacture</i>, Vol. 44, No. 5, (2004), pp. 503-510.

タイトルに関連する用語 (5件)： マシニングセンタ ,  円弧 ,  補間 ,  運動 ,  突起