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J-GLOBAL ID：201202285984733099   整理番号：12A0658651

非線形応答値を特徴指標とした探索的な設計地震動の合成手法の鉄筋コンクリート橋脚モデルに対する適用性の考察

Application for the Input Motion Synthesis Using Nonlinear Response as Feature Indices by Searching Algorithm to a RC Bridge Pier Model

著者 (2件)： 宮本崇 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  本田利器 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 67  号： 2  ページ： I.439-I.449 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 前報(同誌Vol.12,p601-610(2009))において,構造系の非線形挙動に与える影響の観点から地震動の特徴を記述する手法を提案した。耐震設計の対象となる構造系に対応する非線形構造モデルの応答値の確率密度関数によって地震動の特徴を表現する。次に,確率密度関数のなす空間である情報幾何空間の中でその特徴の違いを,KLダイバージェンスを用いて評価する手法である。対象構造系の非線形挙動に対して大きな影響を与えうる入力波形を合成する手法を,RC橋脚に適用しその有効性を検証した。RC橋脚の非線形応答に対する影響を考慮しながら,地震動の特徴を記述し,本法により設計地震動を合成した。数値シミュレーションの結果,合成された波形は,同一のパワーを有する波形の中で相対的に対象構造系に対する影響が大きいことが検証された。

シソーラス用語： *地震動 ,  *橋脚 ,  地震応答 ,  確率密度関数 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  計算機シミュレーション ,  動的解析 ,  合成 ,  幾何学 ,  エントロピー ,  情報量 ,  *設計地震動 ,  波形合成 ,  非線形動的解析 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： Kullback-Leiblerダイバージェンス ,  情報幾何

分類 (2件)： 下部工  (RC06060B) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (31件)：

• 日本地震工学会 編:性能規定型耐震設計 現状と課題,鹿島出版会 2006
• 土木学会誌第95巻第11号 特集 地震の予測とその活用,pp.13-28,2010
• 日本道路協会:道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編, 2002
• E.I. Kastanos, Anastasios G. Sextos and George D. Manolis: Selection of earthquake gorund motion records: A state-of-the-art review from a structural engineering perspective, Soil Dynamics and Earthquake Engineering, 30, pp.157-169, 2010
• Julian J. Bommer: The Use of Real Earthquake Accelerograms as Input to Dynamic Analysis, Journal of Earthquake Engineering, Vol.8, pp.43-91, 2004

タイトルに関連する用語 (7件)： 非線形応答 ,  指標 ,  探索 ,  設計地震動 ,  手法 ,  鉄筋コンクリート橋脚 ,  モデル