抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オマーンオフィオライトは海洋リソスフェアの一部として形成され,衝上する際に改変を受けた複合岩体である。その北部に位置するフィズ岩体のマントルセクション内に網目状に分布するダナイトの,深さ方向と海嶺セグメントに沿う方向の変化を調査した。また,ダナイトの岩石組織の特徴や鉱物化学組成の分布の多様性,そして単斜輝石の微量元素組成などからフィズ岩体マントルセクションが衝上する際の改変や,それによって生じた流体のマントルセクション内における変化を検討した。その結果,島弧形成の初期過程でのマントルセクション内のメルトの流動方向と,ダナイトに関与したメルトの多様性が明らかになった。(著者抄録)