抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
データセンタは現在のインターネットサービスにおいて必要不可欠な存在である。しかし,ICT機器の消費電力量は年々増加傾向を示しており,多くのICT機器が密集しているデータセンタにおいて,消費電力量削減は重要な課題である。現状多く電力を使用しているサーバ機器や冷却設備等の省電力化は盛んに研究され,消費電力が抑えられる傾向にあるが,一方で,ネットワーク機器の消費電力量は現状のままであると相対的に増加することが考えられる。そこで,ネットワークの通信フローを少数のスイッチに集約し,通信を行なわないスイッチをスリープ状態にすることで,ネットワーク全体の省電力化を進める研究が提案されはじめている。本稿では,我々が現在取組んでいるネットワークの省電力化のためのOpenFlowコントローラのプロトタイプ実装に関して報告する。本コントローラは,BestFitアルゴリズムを用いたコンテンションフローパス計算を実装することによって,フローを動的に振り分け,余分なスイッチをスリープ状態にすること可能とし,ネットワーク機器の消費電力の低減化を図る。(著者抄録)