文献

J-GLOBAL ID：201302241688975133   整理番号：13A1011080

バリオン-バリオン相互作用の性質とハイパー核

Baryon-Baryon Interaction Properties and Hypernuclei

著者 (3件)： YAMAMOTO Y. (Inst. Physical and Chemical Res.(RIKEN), Saitama, JPN) ,  FURUMOTO T. (Inst. Physical and Chemical Res.(RIKEN), Saitama, JPN) ,  RIJKEN Th.A. (Univ. Nijmegen, Nijmegen, NLD)
資料名： 原子核研究
巻： 57  号： Supplement 3  ページ： 43-49  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： G0084A  ISSN： 0367-4169  CODEN： GEKEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ESC模型に基づき,中性子星物質で指摘された普遍的バリオン三体斥力(TBR)の模型として,多重ポメロン交換ポテンシャル(MPP)を提案する。E/A=70MeVの¹⁶O+¹⁶O弾性散乱微分断面跡をESC+MPPから導かれたG行列畳み込みポテンシャルを用いて計算し,実験データと比較してMPP強度g_P⁽³⁾とg_P⁽⁴⁾を決定した。ESC+MPPから得た中性子星物質の状態方程式は大きな中性子星質量1.97M_solarを与える上で十分硬いことが分かった。またハイパー核におけるエネルギースペクトルをESC+MPPから導かれたΛN・G行列相互作用で計算し,リーズナブルに再現できることを示した。

シソーラス用語： *ハイパー原子核 ,  *B-B相互作用 ,  *中性子星 ,  斥力 ,  *ポメロン ,  ポテンシャル ,  状態方程式 ,  結合定数 ,  G行列 ,  Λ粒子 ,  結合エネルギー
準シソーラス用語： *ESC模型 ,  畳み込み模型 ,  多重ポメロン交換ポテンシャル

分類 (2件)： ハイパー原子核  (BG02060V) ,  恒星  (DB05000P)

引用文献 (8件)：

• [1] Th.A. Rijken, M.M. Nagels, and Y. Yamamoto, these proceedings.
• [2] S. Nishizaki, Y. Yamamoto, and T. Takatsuka, Prog. Theol. Phys. 105 (2001) 607; 108 (2002) 703.
• [3] M. Baldo, A. Fiasconaro, H.Q. Song, G. Giansiracusa, and U. Lombardo, Phys. Rev. C 65 (2002) 017303.
• [4] T. Furumoto, Y. Sakuragi, and Y. Yamamoto, Phys. Rev. C 79 (2009) 011601.
• [5] A.B. Kaidalov and K.A. Ter-Materosyan, Nucl. Phys. 74 (1974) 471.

タイトルに関連する用語 (4件)： バリオン ,  相互作用 ,  性質 ,  ハイパー核