文献

J-GLOBAL ID：201302270665700641   整理番号：13A0012274

微細藻類がポリマーがいし外被材の絶縁特性に与える影響の評価

Insulation Characteristics of Polymer Insulator Materials with Algaes

著者 (6件)： 本田一史 (宮崎大学工学部電気電子工学科) ,  押川典仁 (宮崎大学工学部電気電子工学科) ,  三宅琢磨 (宮崎大学工学部電気電子工学科) ,  迫田達也 (宮崎大学工学部電気電子工学科) ,  吉田ナオト (宮崎大学農学部応用生物科学科) ,  古河征二 ((株) 九州電力総合研究所)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 132  号： 11  ページ： 944-950 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 磁気がいしに替り電力系統への採用が検討されているポリマーがいしの長期試験曝露における表面付着物をクロレラと同定し塩霧試験により表面劣化への影響が継続的とならないことを示した。10年以上の試験曝露した22kV配電用シリコーンポリマー(SiR)がいしの緑色藻類様付着物を採取してDNAを抽出し分子遺伝学的鑑定によりクロレラに近い緑藻類と同定した。SiRがいしの外被材に人工培養したクロレラ水溶液を用いてクロレラを固着させ塩霧を噴霧する塩霧試験の方法と結果を示した。表面の劣化に寄与するドライバンドアーク放電電荷量が通常のSiRの約2倍発生したが同放電によりクロレラの消失も確認され,クロレラによる劣化は継続しないことを示した。

シソーラス用語： *シリコーンゴム ,  *碍子 ,  *藻類 ,  *絶縁材料 ,  有機材料 ,  塩水噴霧試験 ,  クロレラ ,  漏れ電流 ,  微生物 ,  付着 ,  アーク放電 ,  電力系統 ,  *電力線支持物 ,  汚損 ,  劣化 ,  *絶縁体 ,  微細藻類 ,  有機絶縁材料 ,  *植物 ,  *隠花植物
準シソーラス用語： ポリマ碍子 ,  塩霧試験 ,  ドライバンドアーク放電

分類 (1件)： 絶縁材料  (NA04030W)

引用文献 (5件)：

• 本間宏也. ポリマー材料の電気絶縁機器への適用. 電学論A. 2000, 120, 3, 152-155
• HACKAM, R. Outdoor HV composite Polymeric Insulators. IEEE Trans. DEI. 1999, 6, 5, 557-585
• 小林哲. 架空送電線複合碍子の開発 (その2). 古河電工時報. 2001, 108, 55-60
• YOSHIDA, N. Identification and characterization of heavy metal-resistant unicellular alga isolated from soil and its potential for phyloremediation. Bioresource Technol. 2006, 97, 1843-1849
• OTSUBO, M. Evaluation of Insulation Performance on Polymeric Surface by a Novel Separation Technique of Leakage Current. IEEE Trans. DEI. 2003, 10, 6, 1053-1060

タイトルに関連する用語 (5件)： 微細藻類 ,  ポリマーがいし ,  外被 ,  絶縁特性 ,  影響の評価