抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2011年5月から9月にかけてのタイ王国の洪水拡大の原因として,多くの要因が挙げられるが,これらが複雑に絡み合って甚大な被害二つながっており,それらの事象が時系列でどのように進行していったかを整理する必要がある。著者らは,チャオプラヤ川流域での洪水流の物理的な拡大過程と被害状況を明らかにすべく2011年10月下旬~12月上旬にかけて現地調査を行った。本報告は,タイ政府およびバンコク都の緊急災害対応の全体像を整理し,その成果と課題を抽出することによって,「チャオプラヤ川流域洪水対策総合計画調査」などの今後のタイ王国の災害対策の強化に資することを目的とする。報告では,まず,チャオプラヤ川洪水の拡大過程と被害状況を概括し,次にヒアリング調査によるタイ政府およびバンコク都の災害対応の状況および復興管理システムについて整理する。