抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我々は,(1)強誘電体表面にナノサイズの酸化しない卑金属粒子が安定に存在すること,(2)炭化水素結合から水素を発生するという触媒機能を有すること,を世界に先駆け発見した。この新現象は,強誘電体が持つ強い電場が卑金属表面の酸化を妨げると解釈している。強誘電体はpn接合と異なる形で強い電場を有し,その強さは制御可能である。誘電性による触媒能の発見は,燃料電池の電極,石油・NOx・SOx改質技術へのブレークスルーとなりうる。本研究は,強誘電体が内包する分極揺らぎによってアシストされる触媒能の基礎的解明を目的とする。一連の成果として,誘電体触媒の動作過程を半導体特性,とくにエネルギー準位図を描くことでモデル化することができた。また金属種はPbに限られていたが,Ag,Biでも良質な金属-強誘電体界面接合が実現することを確認できた。また誘電性によりアシストされる触媒活性の温度依存性を貴金属-強誘電体の系で見出すことに成功した。(著者抄録)