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J-GLOBAL ID：201402212127560985   整理番号：14A1464452

圧粉磁心の各種特性に及ぼす加工条件の影響に関する研究

著者 (4件)： 上野友之 (住友電気工業) ,  徳岡輝和 (住友電気工業) ,  大橋一仁 (岡山大 大学院) ,  塚本真也 (岡山大 大学院)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 58  号： 12  ページ： 765-770  発行年： 2014年12月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 圧粉磁心は,絶縁被膜で覆われた純鉄粉をプレス成形して作製された材料である。本材料は,軟磁性特性を示す磁心材料として知られており,自動車分野や家電分野では必須の電磁気変換部品として利用されている。本材料は,とくに高周波領域での磁気特性が高い点や形状自由度が高い点が特長であり,電磁気変換部品の小型化や高性能化に適している。近年では圧粉磁心に対して一層の高性能化や高精度化の要求が高まっており,これらの要求に応えるためには仕上げ加工が必要である。従って,圧粉磁心の仕上げ加工条件が,その特性に与える影響を定量化することは重要である。筆者らは,圧粉磁心に対してプレス成形では制御が難しい厚み寸法の高精度化をモデルケースに正面研削法を選択し,砥石粒度や各種加工条件が圧粉磁心の磁気特性や機械的特性に及ぼす影響を調査した。その結果,圧粉磁心の上記特性を変化させる因子について考察を行い,仕上げ加工時のZ方向分力による圧粉磁心の特性への影響を明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *磁心 ,  圧粉体 ,  純鉄 ,  鉄粉 ,  仕上 ,  加工 ,  切削 ,  厚み ,  *精密研削 ,  粒度依存性 ,  加工条件 ,  *磁性 ,  透磁率 ,  比率 ,  磁損 ,  磁束密度 ,  *曲げ強さ ,  CBN砥石 ,  残留応力 ,  *押込硬さ ,  Vickers硬さ ,  仕上加工【機械工作】 ,  *正面研削 ,  加工精度 ,  *軟磁性 ,  物 ,  *機械的性質 ,  *強度
準シソーラス用語： 工作精度 ,  *圧粉磁心 ,  *軟磁気特性 ,  比透磁率

分類 (2件)： 研削  (QC03000R) ,  磁性材料  (NA04040H)

引用文献 (8件)：

• 1) Y,Shimada et al.: Development of High-Performance P/M Soft Magnetic Material, J.Jpn. Soc. Powder and Powder Metallurgy, 53, 8 (2006) 686 (in Japanese).
• 2) T.Ishimine et al.: Iron-Based P/M Soft Magnetic Material for Electric Devices Operating at High Frequencies, Materials Science Forum, 534,(2007) 1333.
• 3) K.Shintani et al.: A study of High Speed Machining of Soft Magnetic Material by Binder-less PcBN Tool, Journal of the Japan Society for Precision Engineering, 76, 7 (2010) 809.
• 4) T.Ueno et al.: Study on the High-Efficiency Smoothness Grinding of Soft Magnetic Powder Cores, Advanced Materials Research, 565 (2012) 10
• 5) T.Ueno et al.: Electric Re-insulation Grinding of Soft Magnetic Powder Cores, Journal of the Japan Society of Grinding Engineers, 56, 5 (2012) 319 (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (3件)： 圧粉磁心 ,  加工条件 ,  研究