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J-GLOBAL ID：201402216721959419   整理番号：14A1033964

スギ及びヒノキを用いたCLTの面内曲げ性能

In-plane Bending Strength Properties of CLT Made of Sugi (Cryptomeria japonica) and Hinoki (Chamaecyparis obtusa) Lumber

著者 (14件)： 平松靖 (森林総合研) ,  宮武敦 (森林総合研) ,  松原恵理 (森林総合研) ,  末吉修三 (森林総合研) ,  井道裕史 (森林総合研) ,  長尾博文 (森林総合研) ,  高麗秀昭 (森林総合研) ,  新藤健太 (森林総合研) ,  原田真樹 (森林総合研) ,  加藤英雄 (森林総合研) ,  上川大輔 (森林総合研) ,  中島洋 (日本CLT協) ,  藤田和彦 (広島県総技研 林技セ) ,  野沢浩二 (広島県総技研 林技セ)
資料名： 木材工業  (Wood Industry)
巻： 69  号： 9  ページ： 384-389  発行年： 2014年09月01日 
JST資料番号： F0206A  ISSN： 0026-8917  CODEN： MKOGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CLT(クロスラミネイティドティバー)の強度発現機構の解明に必要なデータを得るため,全層にスギ材を用いたCLT,および外層にヒノキ材を,内層にスギ材用いたCLTを作製した。これらCLTの動的試験および面内曲げ試験を行い,それぞれ,ヤング係数とせん断弾性係数,および曲げ強さと見かけのヤング係数を求めた。その結果CLTの長さ方向配置のラミナが主に強度性能に寄与するため,外層に対する強度の大きいラミナの配置が,CLTの強度性能の向上に重要であることが分かった。ラミナの強度からCLTの面内曲げ強度性能を,動的な方法からCLTの面内方向の曲げヤング係数を,それぞれ,推定可能である。曲げ試験における試験体破壊にラミナのフィンガージョイントが大きく関係することが分かった。

シソーラス用語： *スギ ,  *ヒノキ ,  *強度 ,  Young率 ,  層 ,  機構 ,  曲げ ,  剪断
準シソーラス用語： *CLT ,  ラミナ ,  発現機構

分類 (1件)： 改良木材  (FF05033J)

引用文献 (5件)：

• 平成25年12月20日農林水産省告示第3079号「直交集成板の日本農林規格」(2013)
• 平松 靖,宮武 敦,新藤健太,渡部 博:木材工業,68(11),532-537(2010)
• (財)日本住宅・木材技術センター:構造用木材の強度試験マニュアル,61-71(2011)
• 日本CLT協会:平成25年度林野庁補助事業「木材利用技術整備等試験事業 CLTの普及のための総合的データの収集・蓄積および検討」成果報告書,65-67(2014)
• 全国木材協同組合連合会:平成21年度林野庁補助事業「地域材利用加速化緊急対策支援事業のうち2×4住宅部材の開発事業」成果報告書,343-390(2013)

タイトルに関連する用語 (4件)： スギ ,  ヒノキ ,  CLT ,  曲げ