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J-GLOBAL ID：201402231839884811   整理番号：14A0618456

多孔質ガラス膜を用いた水中放電プラズマ発生装置の特性

Characteristics of an Underwater Plasma Source with a Porous Glass Membrane

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著者 (2件)： 塩満栄一 (宮崎大学大学院工学研究科電気電子工学専攻) ,  迫田達也 (宮崎大学大学院工学研究科電気電子工学専攻)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 134  号： 5  ページ： 321-326 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多孔質ガラス膜を用いて液相に微細な気泡を供給しガラス膜の細孔内や膜表面で生成される気泡の気液界面で放電を生起する装置を提案しOHの生成を確認すると共に酢酸の促進酸化処理が可能であることを示した。多孔質ガラス膜と針状高電圧電極からなる反応容器,放電電力測定用コンデンサ,制限抵抗および高周波高電圧電源から構成される実験装置を示した。水中放電の観測と高速度カメラによる気泡と放電の観測を示しOHによる発光スペクトルを観測し多孔質ガラス膜の気液界面での放電によりOHが生成されることを確認した。多孔質ガラス膜表面のOH発光強度がガス圧力に依存することを示した。酢酸濃度1ppmの難分解性有機物分解試験により促進酸化処理が可能であることを示した。

シソーラス用語： *ガラス ,  *多孔性 ,  放電 ,  *水中 ,  *プラズマ ,  *ヒドロキシルラジカル ,  *気液界面 ,  *化学的水処理 ,  酸化 ,  反応速度 ,  高次処理 ,  高速度カメラ ,  発光スペクトル ,  気泡 ,  水中プラズマ ,  水中放電 ,  多孔質ガラス ,  放電プラズマ ,  AOP【酸化法】
準シソーラス用語： 促進酸化処理 ,  OHラジカル

分類 (2件)： 用水の化学的処理  (SC02040E) ,  プラズマ装置  (BJ02082I)

引用文献 (14件)：

• (1) 中室克彦・日本医療環境オゾン研究会:環境分野におけるオゾン利用の実際, pp. 79-124 (1994)
• (2) 宗宮 功・日本オゾン協会:オゾンハンドブック, pp. 10-12 (2004)
• (3) 布川史章・六角虎太郎・鈴木 進・矢沢勇樹・伊藤晴雄:「気泡内パルス放電によるフミン酸塩の吸光度の減少」, 電学論A, Vol. 132, No. 8, pp. 667-668 (2012)
• (4) 見市知昭・藤本 史・武田卓紀:「水上パルス放電プラズマによる水中難分解性物質の分解」, 電学論A, Vol. 131, No. 10, pp. 835-859 (2011)
• (5) 金澤誠司・平尾位迪彦・赤峰修一・市來龍大・大久保利一:「水面上放電で生成されたOHラジカルのLIF法による検出」, 静電気学誌, Vol. 34, No. 1, pp. 14-18 (2010)

タイトルに関連する用語 (4件)： 多孔質 ,  ガラス膜 ,  水中放電 ,  プラズマ発生装置