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J-GLOBAL ID：201402247200896456   整理番号：14A0310979

高ガンマ線バックグラウンド下での高速中性子精密測定技術の開発

著者 (7件)： 河原林順 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  中野敏行 (名古屋大 大学院理学研究科) ,  富田英生 (名古屋大) ,  森島邦博 (名古屋大 大学院理学研究科) ,  石原康平 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  坂井陽介 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  前田茂貴 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2013-024  ページ： 2.1.1 (WEB ONLY)  発行年： 2013年11月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子炉燃料の取扱・貯蔵設備において,現状の技術では,高強度のγ線の影響により,中性子放出プロファイルの高精度な測定が困難である。本研究では,ナノイメージトラッカ等を用いた新型原子核乾板により,高γ線場における中性子の空間分布及びエネルギー分布を精密測定する技術を開発した。中性子起因飛跡の確認できる限度を,γ線入射フルエンスにより評価し,使用済燃料集合体への原子核乾板の適用の可能性を確認した。また,自動飛跡認識プログラムを構築し,γ線追加線量が約5×10¹⁰Y/cm²まで中性子起因飛跡数の自動認識が可能であることが,認識された。自動認識されたγ線飛跡長データに対し,乾板中の反跳陽子飛跡長分布から入射中性子エネルギー分布を算出する,最尤法と最大エントロピー法を組み合わせた数学的推論アルゴリズムの適用を試みたところ,不自然なピークがスペクトル形状となり,予測されたスペクトルを得ることができなかった。しかしながら本方式は,高速中性子一般に適用可能であるため,高速炉や核融合実験炉における中性子情報取得等への応用を目指して,研究を継続する予定である。

シソーラス用語： *高速中性子 ,  *バックグラウンド放射線 ,  *原子核乳剤 ,  エネルギー分布 ,  空間分布 ,  *中性子スペクトル ,  *最大エントロピー法 ,  最尤法 ,  γ線スペクトル ,  *使用済燃料要素 ,  燃料集合体 ,  *原子核乾板 ,  *飛跡 ,  原子炉構成要素
準シソーラス用語： 使用済燃料

分類 (1件)： 放射線応用計測  (MC01040R)

タイトルに関連する用語 (5件)： ガンマ線 ,  バックグラウンド ,  高速中性子 ,  精密測定 ,  開発