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J-GLOBAL ID：201402260232408620   整理番号：14A0288083

自硬性を考慮した石炭灰のモデル化及び埋立て模型地盤の解析シミュレーション

Modeling of coal fly-ash with self-hardening property and simulation of water body reclamation

著者 (4件)： PHOMMACHANH Viradeth (神戸大学大学院工学研究科) ,  前川太 (株式会社ニュージェック) ,  河井克之 (神戸大学 都市安全研究センター) ,  飯塚敦 (神戸大学 都市安全研究センター)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： I.307-I.315 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火力発電所で発生する石炭灰は,焼結形成されるため,その密度が一般的な土粒子密度と比較して軽い。陸上で埋立て,盛土に利用される場合,締固めにより,密な地盤が形成できることから,良好な地盤となる可能性がある。一方,石炭灰は,ポゾラン反応による自硬性があり,時間の経過とともに強度が発現する。その自硬性の度合いは,その密度,含水比状態とともに,石炭灰に含まれる化学成分の影響を受けることが明らかになっている。本研究では,今後有効利用が望まれる石炭灰埋め立て地盤の挙動解析を目指し,石炭灰のモデル化を試み,その妥当性を検討した。本論文では,初期値境界値問題として,既往研究の非排水三軸圧縮試験結果に既往の構成モデルを用いて,パラメータを同定し,石灰灰の自硬性を表現し得るモデルを構築した。得られたモデルにより,既往研究の水中埋め立て模型試験を模擬し,定性的に実験結果を再現することができた。

シソーラス用語： 発電所 ,  *石炭灰 ,  廃物利用 ,  産業廃棄物 ,  性質 ,  ポゾラン反応 ,  *土木材料 ,  密度 ,  含水量 ,  成分 ,  境界値問題 ,  構成モデル ,  *埋立 ,  計算機シミュレーション ,  数値解析 ,  硬化 ,  時間依存性
準シソーラス用語： 化学成分 ,  火力発電所 ,  含水比 ,  自硬性 ,  初期値 ,  *地盤材料

分類 (1件)： 土の圧縮,圧密,せん断,地盤沈下  (RA03050P)

引用文献 (15件)：

• 片岡哲之,岡本敏郎,緒方信英:石炭灰埋立地盤の物理的・力学的特性-締固めによる強度増加特性-,電力中央研究報告書, U91025, 1991.
• 嶋田隆一,小池章久,前川太:建設発生土に石炭灰を混合した流動化処理土の材料特性,第34回地盤工学研究発表会講演集, pp.2287-2288, 1998.
• 安原一哉,兵藤正辛,平尾和年:石炭灰による埋立地盤の液状化特性, 土と基礎, Vol.39, No.2, 土質工学会, 1991.
• 土木学会エネルギー土木委員会新エネルギー技術小委員会:石炭灰の土木材料としての利用技術の現状と将来展望-埋立, 盛土, 地盤改良-, 土木学会, 1990.
• 後藤浩一:廃棄物としての石炭灰による埋立地盤の液状化に関する研究,京都大学博士論文,1994

タイトルに関連する用語 (7件)： 自硬性 ,  石炭灰 ,  モデル化 ,  埋立て ,  模型地盤 ,  解析 ,  シミュレーション