抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高信頼性組織(HRO:High Reliability Organization)に関する連載の第1回として,本稿では,福島原子力発電所の過酷事故,相次ぐ不祥事,セキュリティ・インシデント等の不測の事態に強い組織として高信頼性組織とはどのような組織であるかについて考察した。具体的には,まず,高信頼性組織とは,複雑な社会・技術システムの中に埋め込まれ,微細な欠陥やミス,トラブルが大きな事故につながる危険性がある過酷な条件下でも,高い信頼性・安全性を長期的に維持しつづけている組織であると定義し,高信頼性組織研究の初期の研究や現状について説明した。さらに,日本における高信頼性組織研究は,ヒューマンファクター研究および経営学・組織論分野から始まり,2000年代後半から,産業分野として原子力,医療,情報通信などを対象にした研究が開始され,2010年代に入って教育,自治体,製造業等の関連分野へ広がりつつあることを述べた。