抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この数年,道路測量に普及してきたMMS(Mobile Mapping System)は,車両に,GNSS受信機,慣性計測装置(Inertial Measurement Unit:IMU),オドメータ,レーザスキャナ,カメラ等を搭載し,移動しながら車両周辺の対象物を計測する移動計測車両システムである。MMSにより,河川の天端を走行して,河川堤防を高精度で計測することは可能だが,河川堤防の堤体は,MMSが走行する天端の平面と,傾斜を持った法面で構成され,レーザの設置位置を高くすることが重要である。レーザの設置位置を高くすると,設置の不安定性や車両の振動で,計測精度が劣化する懸念がある。本研究では,長距離レーザスキャナを高所に設置したMMSを製作し,河川堤防の3次元形状の計測精度を明らかにすることを目的とした。すなわち,製作したMMSと標準的な高さのMMSの計測結果とを比較して,計測精度を確認した。