抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,我が国では,地球温暖化が問題視され,大気中の二酸化炭素ガス削減に向けた対策が求められている。本報では,バイオディーゼル燃料を農産物危機に利用した「エコ農産物」利用の岡山県笠岡市の状況を紹介した。農業部門からの二酸化炭素排出量は,約1010トン/トンであり,国内排出量の約1%である(2012年度)。また,そのエネルギーの内訳は,約60%が石油由来の燃料である。農業部門の二酸化炭素削減方法としては,農業機械で主に使用されている軽油や重油の代替燃料としてバイオディーゼル燃料(BDF)の活用が考えられる。BDFは,廃油用油等の植物由来の油を原料としており,カーボンニュートラルの性質を有している。その為,燃焼しても大気中の二酸化炭素を増加させることは無く,環境に優しい燃料として注目されている。本稿では,選択型実験を通じてこのエコ畜産物に対する消費者の選好を明らかにした。