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J-GLOBAL ID：201502206785367860   整理番号：15A0807937

分布型物質移動モデルによるウォッシュロードと放射性物質の移動予測

著者 (5件)： 名和規夫 (農村工学研) ,  吉田武郎 (農村工学研) ,  堀川直紀 (国際農林水産業研究セ) ,  工藤亮治 (農村工学研) ,  皆川裕樹 (農村工学研)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 217  ページ： 39-52  発行年： 2015年03月30日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国内においては,沖縄県における赤土流出など土地利用の変化に伴う土壌流亡が報告されている。また,東京電力福島第一原子力発電所事故によって広域に拡散した放射性物質は,豪雨時に表土の粘土等に吸着して浮遊物質として流下するため,浮遊物質及びそれに吸着する放射性物質の移動を時空間的に明らかにすることが重要となっている。このため,浮遊物質の移動に関する既存の研究を概観し,浮遊物質の生産と運搬の基礎理論を整理し,分布型物質移動モデルの構築を行った。分布型物質移動モデルにより,浮遊物質の中で多くを占めるウォッシュロード(0.075mm未満)とそれに吸着して移動する放射性物質を連続的に移動予測することが可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *モデル ,  物質移動 ,  *流送土砂 ,  *放射性物質 ,  予測 ,  懸濁物質 ,  放射能汚染
準シソーラス用語： *ウオッシュロード ,  移動予測 ,  浮遊物質 ,  *分布型物質移動モデル

分類 (2件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  土壌管理  (FB04070J)

引用文献 (36件)：

• 荒井信行・清水康行(1988):現場のための水理学(3) http://river.ceri.go.jp/contents/tool/suirigaku.htm
• 荒木正夫・椿東一郎(1962):水理学演習下巻,森北出版,203-204
• 芦田和男・田中健二(1974):粘土分を含有する砂れき床の浸食と砂流機構に関する研究,京都防災研究所年報,17-B,571-584
• Green, W. H. and Ampt, G. A. (1911): Studies on Soil Physics-Part1, The flow of air and water through soils, journal of Agric. Sci., 4, 1-24
• 長谷川周一,波多野隆介,岡崎正規(2002):環境負荷を予測する-モニタリングからモデリングへ-,博友社,502-511

タイトルに関連する用語 (6件)： 分布型 ,  物質 ,  移動モデル ,  ウォッシュロード ,  放射性物質 ,  予測