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J-GLOBAL ID:201502219511364690   整理番号:15A1036483

2014年12月に北海道で発生した温帯低気圧による根室の高潮被害の現地調査と発生機構の解明

FIELD SURVEY AND MECHANISM OF STORM SURGE GENERATION INVOKED BY THE LOW PRESSURE WITH RAPID DEVELOPMENT IN NEMURO HOKKAIDO IN DECEMBER 2014
著者 (8件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: I.31-I.36 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0288A  ISSN: 2185-4688  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2014年12月中旬に発生した温帯低気圧は急速に発達し,根室に高潮被害をもたらした.本研究では,根室に生じた高潮の現地調査の結果を整理し,数値モデルを用いて高潮の再現を試みた.現地調査の結果,根室市街地の浸水高は最大で2.20 mであった.一方,根室港では最大の2.82 mを記録した.現地調査の結果,地盤高が海岸線から市街地に向けて徐々に低下していた.この地形的特性が根室市弥生町市街地に高潮被害をもたらした原因の一つである.数値計算の結果,根室湾で水位が上昇・下降する現象が見られた.具体的には,まず東風が吹き,根室湾の水位が上昇する.次に,風向きが北風に変化して,根室湾に溜まった水塊が根室半島に吹き寄せられ,根室港での高潮偏差が増加するという結果を得た.根室市街地の地形的特性,風向きの変化と根室湾と根室半島の相対的位置関係などの条件が高潮被害をもたらした.(著者抄録)
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分類 (1件):
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波浪,潮流 
引用文献 (20件):
  • 1) IPCC : Summary for Policymakers. In: Climate Change 2013: The Physical Science Basis. Contribution of Working Group I to the Fifth Assessment Report of the Inter-governmental Panel on Climate Change [Stocker et al]. Cambridge University Press, Cambridge, United Kingdom and New York, NY, USA. 2013.
  • 2) 吉野純,村上智一,林雅典,安田孝志:高潮計算精度に及ぼす入力台風気象場の再現性の影響, 海岸工学論文集,第53巻,pp. 1276-1280,2005.
  • 3) 森信人,高木友典,川口浩二,加島寛章,間瀬肇,安田誠宏,島田広昭:2012年4月3~4日に日本海で急発達した低気圧による暴波浪特性,土木学会論文集B2 海岸工学,Vol. 69,pp. 126-130,2013.
  • 4) 気象庁:2014/2015年冬の大気循環場の特徴について,pp. 41,[http://www.data.jma.go.jp/gmd/extreme/kaigi/2015/0223_teirei/h26gidai3.pdf],2015. 参照2015-04-27.
  • 5) 気象庁:気象速報,平成26年12月16~18日の暴風雪、高波、高潮に関する気象速報(釧路・根室地方)第1報 [http://www.jma-net.go.jp/kushro/tenki/sokuhou/pdf/sokuhou20141216-1218_1.pdf], 2014.参照2015-03-12.
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