抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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雑談形式で情報案内を行う音声対話システムについて述べる。このシステムはWeb上のニュース記事を情報源とし,ユーザはシステムとの対話を通じてその日のニュースを知ることができる。このシステムのふるまいを,統計的制御手法であるPOMDPによって制御する。通常POMDPによる対話制御は対話のゴールやフローを想定するが,情報案内ではこうしたゴールやフローは定義されない。そこで本研究では,POMDPによる制御を対話モジュールの選択問題として捉え,入力として音声言語理解の結果であるユーザ状態とユーザの焦点を用いる。音声言語理解は識別モデルによって行われ,信念状態の更新と強化学習により得られた政策関数によって,応答する対話モジュールを選択する。POMDPにおける報酬関数は,基本的な対話制御の適切性と情報案内が成功したかどうかの2種類により定義する。被験者との対話実験において,ユーザの焦点を用いた提案手法の有効性が確かめられた。(著者抄録)