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J-GLOBAL ID:201502283208005139   整理番号:15A0399862

B4C制御材がシビアアクシデント時の炉心溶融過程およびヨウ素やセシウムの化学形に与える影響

Effect of B4C Absorber Material on Melt Progression and Chemical Forms of Iodine or Cesium under Severe Accident Conditions
著者 (2件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 51-61  発行年: 2015年03月01日 
JST資料番号: L4596A  ISSN: 1347-2879  CODEN: JNSTAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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BWR,EPR,VVER等の制御材として使用されるB4Cに関わる化学反応,炉心溶融過程におけるB4C制御材の影響を調べた代表的な既存実験の成果と残された課題,Ag-In-Cd(SIC)制御棒との比較等をまとめた。B4Cは,PWRで広く使用されているSIC制御棒材ではみられない現象を苛酷事故時に引き起こし,炉心の溶融過程,H2発生量,ソース項等に影響する可能性がある。既存の実験研究から得られた知見として,炉心の溶融過程ではB4Cがステンレス被覆管と共晶反応を起こし融点以下でステンレスが液化する。B4Cの酸化で反応熱とH2が発生し,遊離したCの一部がCH4となって,これがヨウ素と結合することで無視できない量の有機ヨウ素(CH3I)が総合実験で観測された。B4Cの酸化過程で生じたメタホウ酸(HBO2)はホウ酸セシウム(CsBO2)を生成させ,原子炉冷却系内へのCs沈着量を増加させる。
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分類 (1件):
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水冷却炉の安全性 
引用文献 (30件):
  • 1) 原子力安全委員会,「米国原子力発電所事故特別委員会第3次報告書」1981年5月.
  • 2) R. Dubourg, H. Austregesilo, C. Bals et al., “Understanding the behavior of absorber elements in silver-indium-cadmium control rods during PWR severe accident sequences,” Prog. Nucl. Energy, 52, 97-198 (2010).
  • 3) D. Magallon, A. Mailliat, J.-M. Seiler et al., “European expert network for the reduction of uncertainties in severe accident safety issues (EURSAFE),” Nucl. Eng. Des., 235, 309-346 (2005).
  • 4) 原子力災害対策本部,「原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故について-」2011年6月.
  • 5) L. Sepold, G. Schanz, M. Steinbrück et al., “Results of the QUENCH-09 experiment compared to QUENCH-07 with incorporation of B4C absorber,” Nucl. Technol., 154, 107-116 (2006).
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