抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネットワーク仮想化技術やネットワーク機能のソフト化が進むにつれ,汎用サーバを用いたネットワーキングが注目を浴びるようになった。汎用サーバ上の仮想マシンにて,様々なネットワーク機能を実現することで,ネットワーク機器への設備投資を削減できるだけでなく,マイグレーション機能を用いることで,機能拡張が容易になると考えられている。こうした利点がある一方,仮想環境ではその性能が保証されていないため,各仮想マシンに割り当てられるリソースに応じて,どの程度の性能が出るか未知数となっている。また,既存手法の多くは,性能改善のみに着目することが多く,性能改善に至った経緯や性能を大きく低下させる要因等を検証することは困難であった。本論文では,動作検証可能な機械学習を用いて,仮想マシンの状態に応じた性能改善を達成するリソース割り当て手法を提案する。当機械学習は,学習内部にて,リソース割り当てよって変化する仮想マシンの性能をコンパクトなマルコフ遷移を用いて表現しているため,性能改善に至った経緯や,性能を大きく低下させる要因,学習の収束具合等を容易に検証することが可能となっている。(著者抄録)