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J-GLOBAL ID:201602240786615415   整理番号:16A0492944

植物工場と電気電子情報技術-環境制御と自動機械を利用した作物周年生産システム-6 植物工場を結ぶICT技術

著者 (1件):
資料名:
巻: 136  号:ページ: 360-363  発行年: 2016年06月01日 
JST資料番号: F0011A  ISSN: 1340-5551  CODEN: DGZAAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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近年,植物工場による農業生産が注目されている。従来型の農業生産では,栽培環境の影響を大きくうけ,特に,野菜などの生鮮品の価格は天候に大きく左右される。植物工場では,栽培環境を調節することで安定的に生産が可能となる。そのため,植物工場におけるICT利用の最も重要なことは,栽培環境や機器動作のモニタリングになると思われる。また,インターネットを利用することでリアルタイムに植物の状態や環境情報をモニタリングできることは大きなメリットがある。さらに,消費者にとっても,食材がどのように生産されているかを把握できることは,食の安心安全の観点でもメリットがあり,今後さらに進むのではないかと考えられる。ICTの利用に関しては,植物工場内だけで利用されるものと,外に向けて発信することで有用になるものとがあり,そのいずれもが今後重要になってくると思われる。植物工場におけるICT利用はまだ始まったばかりで,伸びしろも大きい分野ではないかと思われる。植物工場は従来型の施設園芸の発展型であり,今までの施設栽培での知見をICTを活用してうまく融合していくことが今後重要ではないかと考えられる。おそらく,収益性を改善する最も大きな要素は環境制御による増収と省エネルギー技術であると思われる。そこで本稿では,モニタリングや環境制御に関して主として記載した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
作物栽培施設  ,  収穫・調製用機械  ,  計算機利用技術一般 
引用文献 (6件):
  • (1) 星岳彦:「ICT利用による施設園芸・植物工場の展開」,農山漁村文化協会,施設園芸・植物工場ハンドブック,pp. 346-349 (2015)
  • (2) 岡田益巳:「日射量・光強度の正しい測り方」,生物と気象,Vol. 14,pp. 1-3 (2014)
  • (3) 安場健一郎:「環境計測機器とその活用方法」,農山漁村文化協会,最新農業技術野菜,Vol. 7,pp. 91-96 (2014)
  • (4) 齋藤章:「諸外国の施設園芸事情1.ヨーロッパ」,農山漁村文化協会,施設園芸・植物工場ハンドブック,PP. 539-543 (2015)
  • (5) 安場健一郎:「UECS利用による環境制御の現状」,日本農民新聞社,施設と園芸,Vol. 171,pp. 10-13 (2015)
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