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J-GLOBAL ID:201602272934395133   整理番号:16A1032632

カンチレバーを用いるリポソームバイオセンサに基づく新ラベルフリー検出技術によるリン脂質膜上のアミロイドβのフィブリル化過程の実時間キャラクタリゼーション

Real-time characterization of fibrillization process of amyloid-beta on phospholipid membrane using a new label-free detection technique based on a cantilever-based liposome biosensor
著者 (4件):
資料名:
巻: 236  ページ: 893-899  発行年: 2016年11月29日 
JST資料番号: T0967A  ISSN: 0925-4005  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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細胞膜上のアミロイドβ蛋白質(Aβ)のフィブリル化の動的挙動はAlzheimer病(AD)の進行と密接に関係している。本研究では,小型化カンチレバーを用いるリポソームバイオセンサにより脂質膜上でのAβのフィブリル化プロセスを実時間監視する新方法を開発した。この方法は,Aβのラベルフリー検出の技術的発展と細胞膜上でのAβフィブリル化の機構解明に貢献する。本研究では,モデル細胞膜としての1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DPPC)をカンチレバーの表面上に固定し,標的蛋白質としてAβ(1~40)を選出した。カンチレバーの歪曲に直接比例するカンチレバー埋め込み歪計の抵抗変化率を検出することにより,リポソーム-Aβ相互作用を評価した。24-時間実時間モニタリングの結果から,リポソーム上のAβのフィブリル化の進行とともに明らかに抵抗が時間変化することが分かった。さらに,リポソーム-Aβ相互作用の程度はAβの凝集状態と濃度に蜜に依存するが,使用する溶媒の種類(水または血清)にはほとんど依存しないことが分かった。DPPCは血清中であってもAβに十分な親和性と選択性を示した。特に,1μMまでの低濃度のAβをこのカンチレバー-ベースリポソームバイオセンサにより検出することができる。さらに,このバイオセンサはAβの種々の状態を識別する能力を持つことを確証した。このカンチレバー-ベースリポソームバイオセンサは,アミロイド関連研究を加速し,ADの早期診断法を開発するための効果的ツールになると期待する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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分析機器  ,  分子構造  ,  医療用機器装置  ,  神経系の診断 
物質索引 (1件):
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